乾貴士が新天地アラベスのデビュー戦で魅せた！ | みんなのサッカー情報掲示板

リーガ・エスパニョーラは第23節を行い、MF乾貴士が期限付き移籍で加入したアラベスはレバンテに2-0で勝利した。乾は新天地でのデビュー戦で先発メンバーに名を連ね、右ウイングのポジションでプレー。4本のシュートを放ち多くのチャンスに関わるなど上々のデビューを飾り、チームの3連敗からの脱出に貢献した。

今季開幕前にエイバルからベティスへ加入した乾は半年間でリーグ戦8試合に出場。ただ、昨年11月11日の第12節バルセロナ戦の後半41分に出場して以降は出番がなく、先発は同10月21日の第9節バリャドリー戦が最後だった。そんな中、アジア杯に参加中の今年1月24日にアラベスへの期限付き移籍が発表されていた。

右サイドで出場した乾は、積極的にボールを引き出し、チャンス時には逆サイドに流れる。さらに前線からの素早いプレスや撤退時にも激しい守備を見せ、存在感を放つ。16分には決定機。右サイドのクロスにカレリが頭で合わせると、これはバーを叩く。詰めた乾が頭で押し込みに行くが、ヘディングは右に逸れた。

アラベスは、攻勢に出ていた時間帯に先手を取ることに成功。23分、CKからラグアルディアが頭で叩き込んでリードを奪った。

乾は37分、CKのこぼれ球から絶妙なクロスを供給したが、ラグアルディアのシュートはGKにストップされる。前半終了間際には、前線のプレスで相手ボールをカットし、得意のドリブルでゴール手前でのファールを誘うなど、随所に光るプレーを見せる。

後半も積極的な乾は、54分にボックス内に飛び込みシュートを放つ。61分にもボックス内で決定機を迎えたが、シュートが甘くなりGKに防がれた。80分には、スペースに飛び出しゴール前で倒されたが、笛は鳴らなかった。

精力的に動き回った乾は、87分に途中交代に。スタンドのサポーターは、スタンディングオベーションで背番号11を送り出した。

そんな乾のプレーに、指揮官も好印象だったようだ。試合後、アベラルド監督は「良い調子だから交代を遅らせた」と、称賛を送っている。