ネイマールがバロンドールを獲得できない5つの理由 | みんなのサッカー情報掲示板

パリ・サンジェルマン（PSG）のブラジル代表FWネイマールは「世界最高の選手の一人」と評される。しかしその一方で、その年の最も優れた選手に送られる栄誉「バロンドール」の受賞経験はない。英メディア「Sportskeeda」は「ネイマールがバロンドールを決して獲得できない5つの理由」と題し、ブラジルの至宝について特集を組んでいる。

1つ目の理由は「ゴールやアシスト数だけではない」というものだ。ネイマールは今季PSGに移籍し、右足骨折で離脱するまで公式戦で29得点19アシストと計48得点に関与。これは、20得点27アシストでシーズン47得点に絡んだ昨季の成績をすでに超えている。

さすがの実力を見せているネイマールだが、記事ではバロンドールはチームにおける影響力の高さが重要だと言及。PSGにおいてはゴールゲッターのネイマールよりも、ブラジル代表DFチアゴ・シウバやイタリア代表MFマルコ・ヴェラッティの方が重要性が高いのでは、と記されている。

2つ目は「PSGと“簡単な”リーグ論争」というものだ。バルセロナではアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの影で主役になれなかったとも指摘された男は、PSGの新たな王様となっている。ただ、フランス1部リーグ・アンのレベルがスペインやイングランドに比べれば劣るのでは、と言及されている。

3つ目は「そのスタッツにもかかわらず、依然としてセルフィッシュ（利己的）」というもの。ゴールやアシストの数を見ればチームに貢献しているが、見方によっては独善的なプレーが多いと見る向きもいまだに強いようだ。

4つ目は「メッシ－ロナウドの複占はまだ終わっていない」ことに触れている。過去10シーズンのバロンドールをともに過去5回ずつの受賞で分け合ってきたメッシとポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド（レアル・マドリード）がいまだ健在なことが、ネイマールにとっての大きな障害となっているという。

最後の5つ目は、「おそらく、すでに彼よりも優れた若い選手がいる」。現在、ネイマールは26歳だが、すでにサッカー界にはそれよりも若いスターが存在しているという。

具体的には、ネイマールの同僚で10代にしてフランス代表に名を連ねるPSGのFWキリアン・ムバッペ（19歳）を筆頭に、バルセロナのフランス代表FWウスマン・デンベレ（20歳）、レアル・マドリードのスペイン代表MFイスコ（25歳）、ユベントスのアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ（24歳）、マンチェスター・シティのドイツ代表MFレロイ・ザネといったタレントの名前が挙げられている。同メディアは、若きタレントがネイマールを後ろから抜き去る可能性があると見ている

選手として文句なしのプレーパフォーマンスを見せながら、いまだバロンドールと縁がないネイマール。その栄冠を手にする日は訪れるのだろうか。