急転、エイバル所属の乾貴士がベティスに移籍か！？ | みんなのサッカー情報掲示板

スペインのスポーツ新聞『マルカ』は、エイバルに所属する日本代表MF乾貴士がベティスに移籍する見込みであることを報じた。乾貴士とエイバルの契約は今年６月までとなっており、先月には契約延長は間違いないといわれていたが、ここにきて事態は急転したようだ。

エイバルとの契約が今季限りで切れる乾に対し、エイバルがチーム内で三番目となる年俸を提示したとされ同クラブと2年の契約延長を結ぶ見込みと報じられていた。しかし一般紙含めたスペイン最大紙『マルカ』のはこの度、乾がエイバルとの契約を延長せず、同じリーガ・エスパニョーラのベティスへフリーで加入することを決断したという。乾は現地時間12日に、エイバルに対して今季限りで退団する意思を伝えたようだ。

エイバルは寝耳に水だったようだが、乾がベティスから提示されたであろう年俸を上回る額の捻出は不可能と判断し、慰留することはないようだ。代理人はエイバルに残留しないことをクラブ上層部に通告し、すでに乾はチームメイトたちに今シーズン限りの退団を報告済みという。

『マルカ』はまた、乾がベティス移籍に傾いた背景として、エイバルのホセ・ルイス・メンディリバル監督の去就が不透明になっていることを指摘。エイバルをリーガ・エスパニョーラ1部に定着させたメンディリバル監督は、乾が慕っている人物としても知られているが、乾同様に今季限りで契約が切れる状況で、エイバル退団の可能性が噂されている。

移籍先とされるベティスはスペイン南部アンダルシア州の州都セビージャに拠を構える名門。リーガを1回、国王杯を2回を制したことがある。

現在所属のエイバルがあるエイバル市はスペイン北部のバスク州にあり、人口は約2万7000人。エイバルの本拠地イプルーアの収容人数は7083人。一方、セビージャ都の人口は約68万人で、本拠地ベニト・ビジャマリンは6万人の収容人数を誇る。今季リーガ・エスパニョーラにおいてエイバル、ベティスはどちらも中位につけているが、クラブの規模・注目度ではベティスがエイバルに勝っている。